ブリーズメタル使用にあたって
ブリーズメタル使用方法
ブリーズメタルは一般金型用鋼材と同様に切削加工が可能です。

通気面は放電またはワイヤーカットで加工して下さい。
ブリーズメタルは多孔質構造の為、切削加工では加工のカエリや切粉で空孔が塞がって通気性を失っております。 放電加工することでカエリを除去して空孔を開くことができます。通気面は製品面側だけではなく、ガスが逃げるように裏面にも設けて下さい。 |
板厚がある場合は、裏面にガス逃がし穴・肉盗を設けて下さい。
ブリーズメタルは板厚があるほど通気性は下がっていき、内部にガスヤニが詰まりやすくなります。底面側にガス逃がし穴を設けるか肉盗して板厚を抑えて下さい。 |
合わせ部品の当て面側にガス逃がし溝を設けて下さい。
ガスが金型の外へ排出出来るように、逃がし溝をつけて下さい。ガス逃がし穴の口元にPTタップを設けると便利です。
ガス逃がし穴の口元にPTタップを設けると、切削液洗浄や日々のメンテナンスのエア吹込みの際に便利になります。 |
親入子・モールドベースにもガス逃がし穴を設けて下さい。
ブリーズメタル入子を組込む親入子・モールドベースにも金型外にガスを排出するためのガス逃がし穴を設けて下さい。このガス逃がし穴の口元にもPTタップを設けると洗浄・メンテナンスのエア吹込みが容易になります。 |
